性病の中で、だれもが知っている、聞いたことがある、もっとも代表的なものがエイズと言えるのではないでしょうか。
性病の心配をしたときには、まずエイズではないかと思ってしまうこともあるでしょう。
もし検査をしたいと考えたときには、病院や保険所に行って検査を依頼しなければならないと不安に思う人も多いですが、今なら自宅で誰にもバレずに検査することができるようになっています。
エイズ検査を自宅でできる性病検査キットの使用方法や費用などについて、ここでは詳しく解説していきたいと思います。
エイズの知識を知って検査の大切さを考えよう
そもそもエイズとはどのような症状かご存知でしょうか。
ヒト免疫不全ウイルス(HIV)というものが感染してしまうことによって、私たちの体の免疫力が低下して、様々な感染症にかかりやすい症状になり、特定の症状が表に出てきた状態がエイズ(AIDS)と言われています。
HIV感染後、症状が出ずに潜伏している期間が長い事が特徴で、その間に知らず知らず他人へ移してしまう恐れがあります。
周囲に感染している人がたくさんいるようなものではありませんが、性感染症の中では知名度が高く、まだ完全な治療薬の無い、最も怖い性感染症とも言えるのではないでしょうか。
症状が出ない潜伏期間は10年とも15年ともいわれ、これを放置しておくと、症状が出たときには既にどうしようもない重く状態になっている事もありますので、少なくとも早期発見がもっとも重要だと言われています。
引用先:GME医学検査研究所
検査を行う場合は、性行為を行ってから約1ヵ月以上経過した後から検査ができる性病もありますが、確実な結果を知るためには、3か月後から検査を行うようにしましょう。
HIV感染者は増加傾向にある
以下、東京都保健福祉局が公開している情報を引用します。
HIV感染者、AIDS患者を合わせた新規報告者数は調査が始まって以降、最も増えているという怖い報告があります。
感染者、患者の50%以上が同性間性的接触によるもの。
HIV感染者の60%以上が20代30代であること。
増加傾向にあるのが20代の女性、とのことです。
平成29年は全国において、HIV感染者・AIDS患者を合わせた新規報告件数は1,389件(前年1,448件)でした。
HIV感染者の72.6%、AIDS患者の54.7%が同性間性的接触によるものでした。
HIV感染者は、20歳代と30歳代の合計で64.4%を占めています。
HIV/AIDSと重複感染の多い「梅毒」の平成29年の患者報告数は5,820件で感染症法に基づく調査が始まって以来、最高となりました。特に20歳代女性の割合が増加しています。引用先:東京都福祉保健局
HIV感染経路の内訳
そしてHIVの感染経路についても、2017年の国籍別、性別の感染経路が報告されています。
引用先:エイズ予防情報ネット
この統計結果からもわかるように、HIVの主な感染経路は圧倒的に性的接触であることがわかります。
そして男性の感染者が圧倒的に多い事、そして割合からすると外国人感染者比率が異常に高い事がわかります。
更に先ほどの引用から、この傾向は単年度統計にしたとき、若い女性の感染者が急増していることも読み取れるのではないでしょうか。
この現実を直視し、定期的な検査を行うくらいの慎重さも必要なのかもしれませんね。
また、HIVは性的接触や血液を介しての感染となりますことから、日常生活でありうる一般的な感染方法(例えば人の汗、咳、くしゃみ)等では感染しませんし、握手やトイレの便座などでも感染しませんので、覚えておきましょう。
逆にカミソリの共有などは血液感染を誘発する恐れもありますから注意が必要です。
注意すべきは、性的接触と血液感染になります。
エイズの検査方法をご紹介
エイズの検査方法は男女で共通しています。
性病検査キットに同封されているランセットという採血器具を使って採血し、それを検査をするという血液検査になります。
以下、GME医学検査研究所さんのWEBサイトよりランセットの写真を引用します。
左は使用前のランセット、右の上は使用前、下は使用後となります。
ランセットは一度使用すると再利用は出来ない仕組みになっています。
以下、GME医学検査研究所さんが公開している採血方法の動画ですので、ご覧になってみてください。
採取したものを郵送することで検査をして、結果をインターネット等で確認することができます。
実際にご自身を自傷して血液を採取すると聞くと、怖がったり心配になる方がいるかもしれませんが、やってみると思ったより簡単に済ませることができますので、それほど心配することはありません。
また、血液を扱う検査となりますので、検査所側においても衛生状態を清潔に保つ事には勿論徹底されているため、その点も安心して検査することができます。
エイズ検査が必要かどうかの確認方法
HIV感染を検査してみようかと考えたとき、主な基準になるのは以下4点になります。
実はこの4点だけを見ると、「これは風邪の症状では?」と考えてしまうくらい日常的にあるような症状になります。
- 熱がある
- 喉に痛みを感じる
- 体のだるさがある
- 筋肉痛がある
このような症状が出ていて大事なのは、”HIVに感染している可能性がある”と思った場合、ということです。
つまり何かしらの思い当たるフシがあるという方であれば、迷わずに検査するという判断をし、感染機会より3ヶ月の経過を待って直ぐに検査される事をおすすめします。
血液検査においては、同時に出来る検査もありますので、HIV検査に特化しても良いのですが、折角ですので他の病気についても検査してしまう事をおすすめします。
HIV検査に特化するなら最も安価に検査する事が出来ます。
男女共通HIV検査スタンダード版とローコスト版
こちらはHIV、梅毒、B型肝炎、C型肝炎の、4種検査を行う場合の検査キットになります。
男女共通血液検査4種スタンダード版とローコスト版
まとめ
まず最も大事な事を繰り返しますと、HIVに感染してしまうと免疫力が低下してしまいます。
つまりエイズ以外の病気や性病にも感染しやすくなってしまうという事です。
ご自身の将来の健康のためにも、そしていち早く対策をするためにも、僅かでもその可能性があると思えたのなら、まずは検査をするようにしましょう。